参考考に(鼎談<テイダン>とは、三角の形をした3脚の机に3人が向かって座り、話し合いをする事を言います)
此のページを見てくださるお客様にはお断りしたい事があります。
司会者を以後は【司】とだけ表示させていただきます。
鼎談者を特定するために、当事者の長男を【A】、次男を【B】、お母さんを【C】といたしました。
ご了解ください。
T.M さん。
| 【司】 | 今回はオメデトウございました。貴重なご体験を多くの読者に伝えていただきたいたいので、鼎談(ていだん=3人で話す)を御願いいたします。 |
| 【C】 | 「僭越ですが当事者の母です。発言をお許しくださいませ。今回は、多くの方々からの教えのおかげで、18歳と16歳の子供2人(長男と次男)が積極的に戸籍名の変更を家庭裁判所に申立てました処、これが許可されました事、母親として心より皆々様に感謝を申し上げます。以後の発言は当人たちの自主性に任せるようにいたします。 |
| 【司】 | 「AさんBさんはどうして「T.M事務所」を指名されたのですか? |
| 【A】 | 僕たち二人は、18歳の僕と、弟(16歳)が自分たちで記入した「名の変更申立」が家裁は受け付けてくれるのか。門前払いになるくらいなら、戸籍名は変えずにこのまま通名として使い続けたほうが良いのではと、二人で数ヶ月悩んでいました。 そして、インターネットで戸籍名の変更方法などをしらべているうちに、T.M事務所のHPにたどり着きました。先輩たちの体験記を読んで、経験豊富と思える此処の先生に教えてもらおうと二人の気が合いました。 |
| 【司】 | 申立書の原稿つくりから申立書の提出までの間に色んな不安があったでしょう。 |
| 【C】 | 最初の頃は参考に見せられた書物にある申立書の文章の言葉に、当事者達は戸惑っていましたが、原稿を裁判所に提出するには難しい言葉は、このような言葉に置き換えてはどうだろうか、と先生からの説明で納得できたようです。先生から「問い合わせには、メールか電話で連絡ください。そうすると早く答えますから」との説明に安心したことでした。 |
| 【A】 | はじめの頃は「こんなに面倒なら一層のこと辞めようかとも思ったことが有りました。」 |
| 【司】 | 人生で初めて家庭裁判所に行かれた事ですが、どのような思いをされましたか。 |
| 【A】 | 冷たさを感じる建物ですし、建物中は静まり返っているし、受付の2人が怖かったです。 さらに、全て申立書に書いてあることなのに、同じ事を書記官から質問されると、これでは受け取ってもらえないのかと不安でした。 |
| 【B】 | そうだよ、俺も、もう駄目だと、ガタガタだったよ。 |
| 【A】 | すると『2週間以内に連絡します』と言って申請書を受け取ってもらえたので、そんなら、なぜ質問されたんですか?と書記官に聞き返したいくらいでした。 |
| 【司】 | そうすると裁判所から「問い合わせ」の書類が来て、事務所に電話で「こんな物が来たけど、もう駄目なのでしょうか」と事務所に電話で質問がありましたよね。事務所は冷たく「全て申立の通りですと答えて、裁判所に書留郵便で送り返せば良いのですよ。しかしその書類が来たと言うのは私の勘としては、最も良い知らせですよ」と答えられましたよね。その言葉をどのように解釈しましたか。 |
| 【C】 | 「そうなのです。私も電話を変わって問い直したのですよねえ。その裁判所からの問い合わせ書に、二人が凄く怖がっていて不安で、何だか変に怖くなったのですが「申立書に間違いはありませんと、書いて裁判所に書留郵便で送りなさいよ」といわれるや、反射的に「ハイ」と言ツてしまいました。自分で言った言葉が何を言ったのかが分かりませんでした。 |
| 【司】 | Cさんには、その後にどんな動転があったのですか。 |
| 【C】 | 「こんな言を申し上げると裁判所には失礼でしょうが、AとBが裁判所に問い合せ書を返送してから2~3日しての後、毎日何時もと変わらずに郵便箱を開けて見ると少し、厚めの封筒が在るのに気がつき、取り出しました。それが何と家庭裁判所からの封書なのです。もう駄目だという通知と思い切り、怖くて腰が抜けました。だって何が入っているのかが解らないでしょう。最悪の通知かも知れませんもの。あのような体験は過去に全くありませんでした。今後も無いでしょう。 |
| 【司】 | そうするとお母さん、その封筒から何が出てきましたか?鬼か邪か。 |
| 【C】 | イヤイヤ再び怖いと言うよりか、何と表現すれば良いのか本当に頭が真っ白と言うのか全身が引きつれ心身が鉄のボールみたいになってしまったようで、自分では動けないんですもの。気がつくと自分の事では無いのに思わず「ヤッター」と口走ってしまいました。そして息子二人の前に「審判」を広げ、「これこれ」と「審判」に指を指すのが精一杯でした。 |
| 【司】 | A君B君それからの話、詳しく聞かせてくださいよ |
| 【A】 | 落ち着いてまじまじと良く見ると、[〔申立てを相当と認め〕@Z」の名を「○◎」と変更することを許可する〕。と二人分のそれぞれの「審判」があるじゃないですか。僕も母と同じように吃驚し、弟の分を弟に渡すのが精一杯しました。 |
| 【B】 | 僕も思わず、やっぱり「ヤッタヤッタ」と言いながら、まじまじと「審判」に見入っていました。 |
| 【司】 | お二人さんに同時に伺いますが、「審判」を御覧になられた時、 最初に頭の中に浮かんで来たのはどのようなことですか。 |
| 【A】 | 裁判官の面談も無くしての許可なんて、凄いすごい!自動車運転免許を直ぐにも取りに行くぞ!奨学金が受け取れるように、学習方法も考え直し、預金通帳の名前も新しい戸籍抄本を出して預金者名の訂正もしてもらう。バイトもやる。バイト報酬を受取れる通帳もつくる。戸籍上の名の通帳がないとバイトにも雇ってもらえないのだもの。過去の十余年、今、家庭裁判所が認めてくださった名が、元々自分の本当の名前だと信じ、誰が何と言っても「私はこの名しか知りません」と通して来ましたが、奨学資金貸与審査で最後まで残ったのに、「君が出した預金通帳は貴方自身の名でない名前を使ってあるから許されない」との意味を言われた時は、言いようの無い殺気になりました。 小学校時の校長先生が好きで、自分の通称名と同じ字が付いていたのが好きで、小中高校と励んで来たのに、奨学基金貸与者候補者から外された時は「よし裁判所の許可を受けると名の変更ができる」と聞いたことがありましたので、それからはwebで毎日毎日検索を繰り返していました。それが今回の結果につながりました」 |
| 【B】 | 本当に面談しなくていいの?これで、病院に行っても違う名前で呼ばれないね。 銀行の貯金も裁判所で認められた僕の名前に変えられるね。 |
| 【C】 | 今、永年通称であった名前が戸籍上の正式な名になった事が良かったのか悪かったのかは、二人の息子たちには正直に申しますと少し恥ずかしいような気持ちが有りますね。 |
| 【司】 | そこの処をもう少し詳しく説明していただけませんでしょうか。 |
| 【C】 | 長男が申しましたのが真実です。彼は、高校在学中から親への経済的な負担を少なくして大学に進学したいと奨学金の申請をして、倍率の高い審査を通過していました。しかし、大学の合格が決まった後、最終手続きをしようとしたところ、振込先が本人名義の銀行口座でないと奨学金を受け取る事ができない事がわかり、やむなく辞退することになりました。その思いはさぞかし無念だっただろうと思いましたね。 |
| 【A】 | アルバイトをしようと思っても、給料は本人名義の銀行口座に振込みのところが殆で、「あなたは通名でしよう」では、アルバイト先を探すこともできず、何に対してもやる気を失っていました。名の変更許可の審判を受けてからは、明白に心も体も明るくなれてましたし、やる気が漲ってきました。本当に有り難い展開です。元々僕は明朗快活な少年ですから、「審判」1枚で此の変化でしょう。言う言葉がありません。皆様、本当にありがとう御座いました。いつも誰にも感謝の言葉を忘れない人間で居ようと思っているのですが、今の“ありがとうございましたの一言こそが、僕の本当の気持ちです”」。 |
| 【C】 | 次男は、まだ長男のような場面に遭遇した事がないので実感が湧かないようですが、いままでは病院や銀行では、そのつど偽名を使っているような 感じでいたらしく、『もう、どこに行っても「G.M」(新しい戸籍名のこと)なんだね』と言い、安心したように大きく伸びをしたのが感じられて嬉しいです。親としては何だか他人になったみたいな感じが少しはありますが、永遠に親子だし、自分の道は己で開き、歩んでいてくれることを信じています。「子は親の鏡とも言われますでしょう」これは私を映しての訓えと捉えさせていただく事でご先祖様もさぞや許しくださると信じています。 |
| 【司】 | では本日は皆様には暑い中を割いてのご足労に感謝いたします。 本当にありがとうございました。皆様のご健勝を祈念して閉じさせていただきます。 平成22年8月吉日 |
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